入局・研修案内
手術シミュレーションセンターでの研修
3D 仮想現実モデルや手術シミュレーションなど最新のトレーニング・システムによる術者教育
病棟内シミュレーションセンターでの研修
帝京大学の脳神経外科では、病棟の一区画内にある、シミュレーションセンターでは、複数の手術練習用、卓上顕微鏡システムによる脳血管バイパス術練習用、血管吻合セット、脳動脈瘤血管内治療練習用の模擬血管撮影装置(放射線による被爆はありません)、経鼻内視鏡手術用の人体模型と内視鏡の手術道具が揃っており、実際の内視鏡を用いた手術訓練が、常時行える状態にあります。皆さんの技術の向上をサポートしています。病棟内にあるので、日常診療の隙間時間や、当直中の空き時間を使って手術技術を向上させることができます。
シミュレーションセンター内には、この他に、MRIやCTなどの術前画像から3D virtual realityモデルを作成できるコンピュータや、手術で使用するナビゲーションシステムもあり、術前に様々なアプローチを検証することが可能です。さらに、作成した3Dモデルを手術室に持ち込んで、3Dナビゲーションとして使用することもできます。
様々なハンズオンセミナーやアニマルラボ・トレーニング
当院では、外部施設や関連業者の協力により、以下の様に年間に多くの手術セミナーやWorkshopを行っています。参加は、基本的に個人の自由で、参加者の費用負担はありません。
- アニマルラボでの顕微鏡手術(開頭手術・血管吻合)
- 年1~2回
- 手術用ドリルの使用体験・実施講習
- 年1~2回
- 頚動脈内膜剥離モデルを使用した手術セミナー
- 年1回
- 頭部外傷に対する頭蓋内圧センサー留置の実施講習
- 年1回
内視鏡下下垂体・頭蓋底手術のWorkshopや、内視鏡下頭蓋底手術用硬膜縫合練習の実習などについても、適宜ご紹介しています。
実臨床の場での術者教育に加え、様々なトレーニング設備により、術前から練習を行い、準備しておくことが、限られた勤務時間内で、手術を修得するカギとなります!