入局・研修案内
Z世代の医師に対応した教育システム
新しく入局するZ世代の若手医師に対応した鏡視下マイクロサージェリー教育システム

帝京脳外科では、従来から脳神経外科手術で使用されている顕微鏡に加え、新たに外視鏡(exoscope)も導入し、内視鏡、外視鏡、顕微鏡を駆使したマイクロサージェリーを行っています。今、脳神経外科の領域では、大きな変革が起きています。手術顕微鏡の大手メーカーが、すでに顕微鏡の開発・生産からの撤退を表明しているのです。外視鏡の生産だけに専念することを宣言しています。
しかしながら、日本の大学病院での研修プログラムでは、こうしたことに対応した教育を開始しているところは、非常に少ないのが現状です。“あくまで顕微鏡手術が脳神経外科手術の基本”という古い呪縛から逃れられないでいます。これは指導者のほとんどが Baby BoomerまたはGeneration X (X世代)であり、顕微鏡下で手術に習熟しているためでしょう。
現在、入局を考えている先生方は、Generation Z (Z世代)ですが、Generation YからZの若い先生方の手術を見ていると、外視鏡や内視鏡を使用した鏡視下手術の方が圧倒的に修得が早く、上手にマイクロサージェリーを行っているのが現状です。こうした状況を日々みていると、近い将来、こうした若手の先生方が第一線で活躍するような頃には、脳神経外科の手術では、顕微鏡手術が消え去り、完全に外視鏡と内視鏡下での手術に代わっているであろうと確信せざるを得ません。帝京でもこうした状況に対応すべく、従来の顕微鏡下でのマイクロサージェリーに加え、積極的に外視鏡、内視鏡を使用したZ世型の脳神経外科手術教育を行っています。
